2021年3月、九州産業大学大地域共創学部様のご依頼により、津久見市保戸島の撮影をさせていただきました。その様子が5月14日の大分合同新聞に掲載されましたのでご紹介します。店内の撮影とは異なり、日ごろ目にしない離島の様子を、ストリートビューのバーチャルツアーで楽しめます。
【以下掲載記事】
【津久見】津久見市の保戸島がインターネット検索大手グーグルの「ストリートビュー」で閲覧できるようになった。九州産業大(福岡市)が離島研究の一環で島の各所を撮影し、画像を提供した。市は新型コロナウイルス感染を防止するため、観光目的での島への渡航自粛を求めている。同大地域共創学部の行平真也講師(36)は「画面を通して島を訪れ、魅力を感じ取ってほしい」と願う。
ストリートビューは同社の地図アプリ「グーグルマップ」上で、街並みや景色などを写真で見ることができるサービス。風景を360度回転させることができ、その場にいるかのように楽しめる。
保戸島は漁港や加茂神社、港を一望できる桜坂記念撮影スポット、県漁協保戸島支店研修所などの周辺を載せている。斜面に民家が密集する独特の景観も確認できる。
行平講師によると、コロナ禍以降の離島観光をテーマにした研究で、保戸島をピックアップした。3年前に同島の活性化策を話し合う協議会でアドバイザーを務めた経験がある。インターネットで島の様子を知る方法が少なかったため、ストリートビューを思い付いたという。
撮影は行平講師が委託したグーグル認定フォトグラファーでもある大分市の専門業者が担当した。3月に島民の案内で実施。4月末からストリートビューで閲覧が可能になった。
津久見市商工観光・定住推進課は「島を知ってもらうための、新たなきっかけをつくってもらいありがたい。コロナ収束後は、ストリートビューを参考に島歩きを楽しむ人が増えてほしい」と話した。
※この記事は、5月25日 大分合同新聞 14ページに掲載されています。